各資格・検定試験とCEFRとの対照表(附属資料②)

■資格・検定試験とCEFRとの対応関係について

CEFRにおいては、各レベルに相当する能力を技能ごとに記述したディスクリプタ(※)が整理されている。資格・検定試験の試験結果をCEFRに関連付ける際には、欧州評議会で定めるルールに則り、資格・検定試験の目的・設計を前提として、その問題に正答するために必要な能力と各レベルのディスクリプタの対応関係について専門家による検証が行われている。
※ ディスクリプタとは、「私は~できる」といった形でCEFRの各レベル・技能別に行うことができる言語によるコミュニケーション活動を記述したもの。


ケンブリッジ英語検定

A2 Key/forSchools
B1 Preliminary/for Schools
B2 First/forSchools
C1 Advanced
C2 Proficiency

〇 スピーキングの検証には問題作成者や試験官など経験豊富な専門家8名、ライティングの検証には、CEFRとの共通スケールを開発する2年間プロジェクトの一環で、ライティングの採点経験が豊富な問題作成者や試験官から成る専門家60名が参加。

〇 スピーキング及びライティングについてはAnalytical Judgement法(典型的及びボーダーラインにあると分類された受検者のパフォーマンスについて、CEFRの閾値を判定する方法)で得られたCEFRの閾値と各試験で設定しているCEFR閾値との間に高い一致が見られた。リーディング及びリスニングはアイテムバンキングシステム(全テスト問題が統計的手法を用いて同じスケールに一貫して関連付けられることを保証する問題作成方法)を用いて出題。

CEFRとの関係、スコアの詳細が分かる資料を集約したページ
スピーキングの検証)
ライティングの検証)


実用英語技能検定

〇 検証には中学・高校・大学において英語指導の経験があり、英検の試験概要に理解が深い専門家が各技能12~13名参加。

〇 リーディング及びリスニングはBasket法(問題毎に正解するために最低限必要なCEFRレベルを判定する方法)及びModified Angoff法(CEFR各レベルに最低限該当する受検者がどの程度正解できるかを判定する方法)、スピーキングはBody of work法(各受検者の解答に対して該当するCEFRレベルを判定する方法)、ライティングはContrasting group法(各受検者の解答を能力値の順に並べて、CEFRレベルを判定する方法)を使用。他英語試験との相関検証等も踏まえ、各級の4技能それぞれにCEFR閾値を設定。4技能それぞれの閾値を合計するとともに、標準誤差の範囲を調整し、CEFR判定範囲を設定することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

CEFRと英検との関係性が掲載されたページ
CEFRと英検CSEスコアの関係性が掲載されたページ


GTEC

〇 検証には東京外国語大学を中心とした研究者6名と(一財)進学基準研究機構が参加。
〇 リーディング及びリスニングはBookmark法(問題を難易度順に並べて、CEFR各レベルに最低限該当する受検者がどの程度各問題を正解できるかを判定する方法)、スピーキング及びライティングはContrasting-group法を使用して4技能それぞれにCEFR閾値を設定。
4技能それぞれの閾値を合計することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

CEFRとGTECとの関係性が掲載されたページ
CEFRとGTECとの関係性を示した資料


IELTS

〇 検証には外国語として英語を指導する教員でかつ問題作成者と試験官としての経験も持つ19名が参加。

〇 リーディング及びリスニングはYes-No法(CEFR各レベルに最低限該当する受検者が各問題に正解できるかを判定する方法)、スピーキング及びライティングはA modified Analytical Judgement法(各受検者の解答を基に典型的なCEFRボーダーライン上にいる受検者を特定する方法)を使用。英語試験との妥当性の検討も実施し、4技能それぞれにCEFR閾値を設定。4技能それぞれの閾値を平均することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

CEFRとIELTSバンドの関係性を示した資料


TEAP(PBT)

〇 検証には大学教員、問題作成経験者、面接官/採点者経験者等からなる専門家が各技能13名参加。

〇 リーディング及びリスニングはBookmark法、スピーキング及びライティングはContrasting group法を使用。他英語試験との相関検証等も踏まえ、4技能それぞれにCEFR閾値を設定。4技能それぞれの閾値を合計することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

CEFRとTEAPタスクとの関係性が掲載されたページ
CEFRとTEAPとの関係性が掲載されたページ


TEAP CBT

〇 検証には大学教員、テスト開発担当者、面接官経験者等からなる各技能12名、全体で21名が参加。

〇 リーディング及びリスニングはYes-No法、スピーキング及びライティングはBookmark法を使用。他英語試験との相関検証等も踏まえ、4技能それぞれにCEFR閾値を設定。4技能それぞれの閾値を合計することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

CEFRとTEAP CBTとの関係性が掲載されたページ
CEFRとTEAP CBTとの関係性が掲載されたページ


TOEFL iBT

〇 検証にはCEFRに精通するヨーロッパ16か国の言語スペシャリスト(英語教授法、英語学習、英語試験の専門家等)23名が参加。

〇 リーディング及びリスニングはModified Angoff法、スピーキング及びライティングはModified examinee paper selection法(各受検者の解答を基にCEFR閾値を特定する方法)を使用して4技能それぞれにCEFR閾値を設定。4技能それぞれの閾値を合計するとともに、標準誤差の範囲を調整することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

TOEFL iBTテストスコアとCEFRとの関連性 / ETS Webサイト
TOEFL iBTテストスコアのCEFRマッピングに関して / CIEE作成資料


TOEIC L&R/TOEIC S&W

〇 検証にはCEFRに精通するヨーロッパ10か国の言語スペシャリスト(英語教授法、英語学習、英語試験の専門家等)22名が参加。

〇 リーディング及びリスニングはModified Angoff法、スピーキング及びライティングはModified examinee paper selection法を使用して4
技能それぞれにCEFR閾値を設定。スピーキング及びライティングの閾値を2.5倍した上で4技能それぞれの閾値を合計することにより4技能総合のCEFR閾値を設定。

CEFRとの関係に関する情報・資料を集約したページ
ETSによる検証内容、結果を記したリサーチレポートの日本語概略


 

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